私がこのブログを作った当初の目的は
知的障害の子どもを持つ親は、子供が未成年のうちに親なき後対策を始めよう
特に障害者の親は、正式な遺言書を作成しておこう
という思いを伝えることでした。
でも記事を書き進めるうちに
「どんな人も正式な遺言書と、エンディングノートを書いておこう」
と考えを改めました。この思いに至った、私の経験をお伝えします(個人情報はぼかしています)。
遺言書とエンディングノートが必要な理由 3点
①親の死去後の手続き、想像以上にしんどい
以前のブログ「知的障害者の母、親なきあと対策と終活を始める」を書いている最中、父が亡くなりました。父の死去後の手続きは、予想以上に大変でした。
死去後の手続きには期限付きのものもあり、手続きに追われました。専門家に依頼するお金はなく、私が引き受けるしかありません。
- 手続きのたびに必要な書類が見当たらず、ものに溢れる実家を探し回った
- 重要書類を手続きごとに分類・保管するのは、発達障害の私にとって大きな負担
- 自分で作成する書類もあり、ネット検索に手こずった
- 障害のある子供と、父の死去で落ち込み、物忘れが進行し出した母の介護を同時進行
- 私自身、五十肩と膝の痛みを抱えていた
「なぜ整理してなかったの!」「大切なもの、まとめておいて!」と母に叫んだこともありました。声を荒げたところで何も変わらないのはわかっているけど、怒りをぶつけるしかなかった、辛い苦い経験です。
②遺言書がないと、遺産の扱いで「争族」になる恐れも
父は遺言書を残していませんでした。生前に銀行通帳を預かっていましたが、それが父の全財産なのかは、数年経った今でも分かりません。大掃除して別の通帳が出てきたら、どうすりゃいいのよ。
大切な遺産をどう分けるか、父の希望も分からず、家族と頭を悩ませました。
でも、母や兄弟と揉めなかっただけ、まだマシでした。
私の祖父が急逝した時は、骨肉の争いに発展し(わずか数万円で)、連絡が途絶えた親族もいます。
両親の愚痴の聞き役だった私もしんどかったよ。はぁ。
③ライフスタイルは変わったのに、手続きは昔のまま
私の親世代(昭和10年代生まれ)は、結婚して子供を複数出産し、子供(主に長男)は親と同居。
親が亡くなれば子供が財産や親の家を相続し、同じ家に住み続ける ―― これが親世代、昭和の「普通」でした。
令和の今、家族の形は多様化しています。進学や就職で親元を離れ、親と同居するほうが珍しい。共働きは増え、子供の数は減っています。
しかし死去後のさまざまな手続きは、昭和で止まったまま。子供がするのが前提。父の手続きを通じて痛感しました。
役所の手続きが終わっても、空き家になった実家を管理するために、自宅と実家の往復を続けている方も多いと聞きます。はい、私も仲間です。
- 私、一人っ子です
- あまり丈夫じゃない、すぐ疲れます
- 仕事忙しくって休み取れない
- 実家から離れて暮らしている
- そもそも、親と仲良くないし
のような、昭和スタイルから離れた人にとって、親の死去後の様々な手続きは
ぶっちゃけ苦行でしかない
それから
- 独身の方
- 子供がいないご夫婦
- 子供に障害がある
方は、自分の死去後の様々な手続きを、親族や第三者に任せないといけません。誰にお願いするのか、早めに手を打つ必要があります。
リストに色々上げたけど、これに当てはまらない人を探す方が難しいのでは?
だからこそ、遺言書とエンディングノートを書こう
自分は死んだら終わりだけど、後始末をする人はめっちゃ大変💦後始末をするのは、あなたの大切な人たちのはず。その人たちに、余計な負担、かけたいですか。
「正式」な遺言書(正式、がポイント)自分の財産を誰にどれくらい分けるかを、自分の意思で決められます。子供や親族だけでなく、団体などに寄付という形で財産を渡すこともできます。
「エンディングノート」書店や文具店だけでなく、100均でも購入できる時代になりました。ノートに沿って記入するだけ。これがあるだけで、私の死去後、様々な手続きの助けになります。
人の死亡率は100%。死んだ後の膨大な手続きは、遺された人が、自分の生活を送りながら終わらせていくんです。私が死んだ時、その手続きは夫や「でぃー」が担うことになります。
私の大切な大切な家族です。私が死んだ後、家族が路頭に迷わないように、私が経験した苦労を味合わなくてもいいように、準備を少しずつ始めていきます。


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